宇治市五ケ庄新開の ローソン宇治五ケ庄店前に この道標(みちしるべ)があります。

 

近くに市営黄檗野球場や京都大学グランドがあり、部活や試合帰りのスポーツ少年、学生達も多く訪れます。その前に道標があり、或る人は自転車を立てかけたり、立ち話しをする時に背もたれに使うなど、本来の目的以外にも利用されています。こんな時代に道標で方向を確認する人もいないでしょうが。まあ何より垂直に建ってなく、少し倒れているのがご愛敬ですが。

でも道標に気付かない人も結構いるのではと思います。

 

何が書いてあるのかと見ても、古いお墓の文字がそうであるようによく分からないので、ちょっと調べてみました。以下は、宇治市文化財愛護協会発行「宇治の碑」より抜粋。

この道標は交差点の角に建てられているのですが、東西の道は旧許波多神社の参道で、南北の道は黄檗山萬福寺山門につづきいており、ここは旧許波多神社参道の馬場だったそうです。その昔も人の往来が多かったのだろうと想像できます。ちなみに「馬場」とは、馬を繋いでおく場所のことで、馬でここまで来られた人もここで馬をおりて参詣されていたようです。

「左 太鳳寺、みむろ 道 」 昔は太鳳寺村、三室村という村があったそうで。

「右 宇治なら道」

「すぐ わうばく、上だいご 道」

右、左は分かるとして、「すぐ」というのは方角ではなく距離というか、個人的な感想なのに。昔の人はそんな感じでよかったのだろうかと思っていしまいますが、実は まっすぐ の「すぐ」らしいのです。そのあとの「わうばく」はおうばくの事。なので、まっすぐ黄檗 の意味です。ひとつ勉強になったというか、「すぐ」も方角で少しホッとしてしまいます。

毎日のように通っていても気付かない、意味を知らない、そんなことは身の回りに結構あるものですね。